君にとって明日はどんな未来だ

猪狩蒼弥くんが好きです

【サマパラ2022】猪狩蒼弥挨拶集

サマパラ2022についても遅くなりましたが猪狩くんの挨拶をまとめておきます。完全自己満だけどやっぱり残しておきたくて、、

優斗くんがいなかった前半の4人での公演は挨拶がありませんでしたので、後半8/10以降の計12公演が対象となりますが、7公演分のみとなっております( ;  ; )自分のメモと皆様のレポを参考にまとめました。

 

Summer Paradise 2022

猪狩蒼弥 挨拶

8/11 夜公演

「ここからは毎公演生の言葉をみなさんにお伝えするコーナーです。この公演にかける想いを伝えようと思いこの話をします。

今回のこの公演はジャニーズJr.としては異例のすべてがオリジナル曲。HiHi Jetsのためにつくっていただいた曲、JASRACHiHi Jetsって書いてある曲。今回のライブはその曲だけで構成しました。春には2会場でアリーナ公演を行いました。このときのテーマはジャニーズの継承。つまりジャニーズであることを誇りに思ってるんだとみなさんに知ってほしかった。その気持ちで偉大な先輩方の曲を20曲メドレーにして歌いました。CRUSH THE FRONTLINEは大成功の公演で、色んな方にお褒めの言葉もいただいてみなさんも楽しかったって言ってくれてすごく嬉しかったけど、公演が終わって一つ悔しくて悔しくて仕方なかったのは、そのライブでの一番の盛り上がりどころがジャニーズ20曲メドレーになってしまったこと。勿論楽しんでくれたのは嬉しいですが俺たちはそれじゃだめなんだと。今生息しているジャニーズJr.という枠をいずれ抜けて自分達の楽曲で勝負していかなきゃいけない。届けなきゃいけない。先輩方の楽曲を綺麗にカバーしても結局それは僕たちがすごいのではない。ジャニーズってJ-popの宝庫なんです。お宝箱みたいなところですごいコスチュームを着てるみたいな感じなんですよ。でも僕たち自身の楽曲を育てていかないと僕たちは一生成長できない。

だから今回は攻めです。皆さんが僕たちに先輩の曲歌って欲しい、僕が言ったようにジャニーズには素晴らしい楽曲があるんだ!HiHi Jetsカバーしてくれよ!先輩の曲歌ってるお前らが見たいんだよ!そう思ってくれてるのはわかるしその声を蔑ろにするつもりもありませんが、俺たちは次のステップに行くために、HiHi Jetsがやるから意味があることを模索しようと今回俺たちはフルオリジナル曲で異例のセットリストを組みました。

俺たちはこれから前進あるのみです。前と上だけ見て、あと付いてきてくれるファンの人も見て…あちこち見なきゃですね、進んでいきます。

これからも皆さんの生活を人生を彩れたらと思っています。また遊びに来てください。」

 

8/13 昼公演

「TDCホールにお越しくださったみなさん、今日はHiHi Jetsの公演にお越しくださりありがとうございました。この時間は我々一人一人がみなさんに今思っていることを生の言葉で伝えようと、そういう時間になってるんですけど。

僕は昔からね、やっぱり優しい人ってかっこいいなってずっと思ってて、実際芸能界入ってもかっこいい人ってみんな優しいんですよ。気遣いができるとかじゃないんだよな、余裕があるというか、自分のことができてるから他の人にも手を回せるみたいな。逆に余裕がない人の方があーしろこーしろって言うじゃないですか。俺よく、手前味噌ですけど、昔と変わったねって言われるんですよ。それこそ同年代の岩崎大昇とか佐々木大光もそうだし。結構色んな人ですね、“ガリさん変わったよね”って言われて。勿論良くなったっていう意味で。ありがたいことに優しい先輩ランキングにも入ったし(笑)本当に僕は優しくなったんです。なんでかって言うと自分にゆとりがでたから。割と人のこと気遣ってても、要は自分がやりたいようにやってれば他の人のこと気にしててもゆとりあるっていう状態に、ここ2、3年くらいでなったんです。

だから今俺は1ミリの焦りもないし他の人に対する嫉妬もないし…昔優しくなりたい!と思ってたときは、自己犠牲じゃないけど自分の身を挺して守ることが優しさだと思ってたから、俺は人に優しくしないって言ってたんです。そんなゆとりないから。

でも俺は今、これだけ優秀なスタッフのみなさんに囲まれ、優秀なメンバーに囲まれ、前には素晴らしいお客さん方に恵まれ、なによりも天から頂いた素晴らしい才能に恵まれ(笑)、本当に何不自由なく過ごさせていただいてるんですけど。

何が言いたいかって、俺たちってやっぱり笑いを提供する立場。芸人さんとは違って爆笑ではなく笑顔。みなさんに笑顔になっていただく立場として、俺はやっぱり優しさが必要だと思ってて。そのためにはやっぱり才能、技術、実力が必要だと。だから俺たちはライブを開催するたびに成長をみなさんにお届けしないといけない。俺たちは今潤ってます!順風満帆です!と。だから逆に俺たちも言いたい。みなさんは俺たちを心の拠り所にして周りの人に優しくしてほしいんです。そしたら世の中って平和になると思いませんか、僕は思うんですよ。そのための俺らだと思ってるし、みなさんが日頃感じるストレスや軋轢みたいのを僕たちにどうぞぶつけて、みなさんの人生を楽しくしてほしい。僕はそう切に願っています。優しい女性はかっこいいですよ。優しい男性もかっこいいです。優しい人間はかっこいいです。みなさん、優しくなってください。僕も優しくなります。

このあとも何曲かやりますので最後まで楽しんでください。今日はどうもありがとうございました。」

 

8/13 夜公演

「今日はみなさん、足元も頭の上も全部悪いなかわざわざTDCまでありがとうございました。

僕が嫌いな言葉があって、謙遜って言葉です。日本人の美徳ですけどね。謙虚さは大事だと思います。でも謙虚さと謙遜はちょっと違うなと。みなさんが日常生活を送る中では謙遜を使うべきです、時と場合によって。

ただ俺が嫌いなのは、俺たちがステージに上がって色んな人に自分のパフォーマンス見てもらうなかで謙遜ってのは嫌いです。みなさん観てくださいって言ってるのに対して、いやあ全然そんな僕たち大したことないですよだなんて、じゃあチケット代取るなって話で。俺らはみなさんに楽しんでほしくて俺らにできるベストを尽くすことによって色んなことをさせてもらってる。楽しい私生活を送れてる。そこに俺はプライドがある。たまに言われるんですよお前は傲慢だって、謙虚さを持てって。謙遜するくらいの自信なら俺からしたらもうステージに立つなよ、今すぐ降りてきなさいと、そういう話になってくる。みなさんに楽しんでいただく以上はね。僕憧れの先輩はいませんし。だって憧れるのってステージに立つ前の話だから。立った以上は誰かの背中じゃなくて来てくれてるお客さんを見るべきだし、それくらい傲慢と思われるくらいがステージに立つ責任、義務だと思う。そのときに何が必要かと言うとそれを言って笑われないくらいの実力と才能が必要になってくると思います。俺はそこを常に磨くべきだと思っていて。1番ダサいのは自信だけあって何もないやつだから、そうならないように普段からみなさんの声を聞きつつ、心のどこかで求めているものを探しつつ、みなさんの前に立ってみなさんの笑顔を受けつつ、HiHi Jetsが5人でいる意味を探しつつ、スタッフさんへの感謝を忘れないつつ、ジャニーズを支えつつ、と色んな"つつ"をやってるわけですが、俺のゴールはみなさんが帰るときに楽しかったと言ってくれることが全て。まぁ今日台風だから1日のゴールはずぶ濡れかもしれないけど、少なくとも俺たちがみなさんの時間をいただいている間は絶対にみなさんにとってプラスの時間にしなきゃいけない。

このあとまだ何曲かありますが終わった後楽しかったと言って帰ってくれるように我々は全力を尽くしますので最後まで是非楽しんでください。」

 

8/14 昼公演

「みなさん本日は俺たちの公演にお越しくださり本当にありがとうございます。今からこの時間はちょっとだけね、我々5人が一人一人みなさんに生の言葉を聞いていただこうという時間なんですが…今日は何の話をしようかな。

僕はよく現実主義者だっていうふうに自分で言うんですけど、どっちも言われるんですけどね、現実主義者だねって言われることもあるし、逆にファンの方は意外と僕のことをロマンチストだと思ってる部分もあると思うんですけど、俺は自分で言ってることですけど、俺はリアリストでありロマンチストであるとすごく思ってて。

今日は前半ね、みなさんが引くくらいのワンピース擦りをしたんですけど。エンタメって素晴らしいなって思うわけですよ。こうやってみなさんに楽しんでいただく立場でありつつも、平等に漫画読めば楽しいし。他の職種だとなかなかそうはいかない、俺たちこうやってエンターテイメントをお届けする身っていうのは全ての人に平等に楽しんでいただく。価値観がちがうから同じ楽しみ方じゃなかったとしても俺たちからは一定のものを。この公演を見た人はみんな同じものをみてるし。感じ方はそれぞれだけどね。その状況って素晴らしいと思ってて。俺はそのためにできるだけベストを尽くすべきだと思ってるんですよ、無理でも。現実的に無理じゃね?って思っても達成すべきだと基本的に思ってるんですね。なぜなら俺たちはエンターテイナーだから。やっぱ面白いです、漫画とかって。映画とかもやっぱワクワクするじゃないですか。恐竜が暴れ回ったりとか、スーパーヒーローが空飛んでたりとか。俺エンタメの根源っていうのは、ワクワクにあると思っていて、見ている人がワクワクしないと自己満的になっちゃうというか、いかに俺らが素晴らしいって思ってても、帰ったときにみんなが楽しかったとかハイハイみててワクワクしたよとか久しぶりに心躍っちゃったよってなってくれることがベスト。そのために色々なことを尽くしてるけど、いろんな条件が必要になってくる。俺がこうしたいって言って“いいですよ”って言ってくれる大人の人がいないと成立しないし、俺の夢見事みたいなことを達成するためには現実を見ないといけない。今俺らに何ができて何ができないかを知らないといけない。だから俺はロマンチストでありリアリスト。理想のために現実を生きてるんです。

だけどみなさんにはそうじゃなくて、俺らをみる瞬間はロマンチストであってほしい、俺たちに理想を、理想じゃないな、夢を見てほしい。俺たちを見ててうわぁ〜ワクワクするなって、僕らに恋をするのもいいですよ、恥ずかしいですけどね。好きに楽しんでいただいていい。ここのなかにはいないと思うんですけど、僕らを笑い者にするのもいい、好きなように楽しんでいただきたい。でも俺はその根底にはどうしてもやっぱりワクワクがあってほしい。俺らのことを考えてる瞬間の、ハイハイについて話してる今の時間楽しいな、その時間私の人生のなかで潤ってるな、そこに行き着くための僕らは正直素材でしかないというか、毎回言ってるんですけど俺たちを使ってみなさんの人生を楽しんでほしい、その対価として僕たちはみなさんにこうやって来ていただいていると思っているし、僕たちのグッズを買っていただいていると思ってるし。そこのギブアンドテイクがはっきりしてるエンターテイナーってめちゃくちゃかっこよくないですか。俺はそういうふうに思ってて。だから胸を張って俺たちのライブは最高だって言えるし、冒頭も言ったんですけど、オリジナル曲だけでライブを組めるのってHiHi Jetsしかいないんですよ、現ジャニーズJr.でね。歴代で見ても珍しいですよ。こうやってみなさんに常にワクワクを。今までもこれからも届けてまいります。

みなさん、本日はどうもありがとうございました!また遊びに来てください!」

 

8/16 昼公演

「みなさん、本日は我々HiHi Jetsの公演にお越しくださりありがとうございました。ここからの時間はね、みなさんに生の声を聞いていただこうという時間なのですが、みなさん座っていただいても全然大丈夫です。私はですね、頑張るって言葉があまり好きじゃなくて…座りましょうか。お座りください!

さっきも言ったように俺は頑張るって言葉があんまり好きじゃなくて。なんでかっていうと、頑張るって行為は努力とかにかければもしかしたら美徳になるのかもしれないけど、頑張りを評価してもらおうという考えがあんまり好きじゃないというか。自分においてですよ。人の頑張りとかは見てて綺麗だなと思うし、甲子園とかオリンピック見てたら泣いちゃうんですけど。俺という人間はそれを売りにするのは絶対ちがうなと思ってて。頑張るの対義語は怠慢とか怠けるではなくて、考えるだと思ってるんですよ。考えることさえできれば正直頑張るってことは必要なくて。僕は今まであんまり頑張ったこなかった側の人間なんです。ぽろって言っちゃうことはあるんですよ、“がんばりまぁす!”って。ステージに立つ以上、頑張るってちがうなって思っちゃうんです。だから僕、ステージに立ってて、時にはですよ、気を抜いてるときもあります。MC中とか特にそうですよ。冒頭のラップする前とかコーラ飲んでるときすごい気抜いてます。けど別に俺はそれは全然いいと思ってて。俺らの仕事ってなんだろうって思ったら、頑張ることを評価してもらってるつもりはないし、ここにかけて一生懸命やったんです!っていうのに対して、チケット代を払ってもらってるとは思ってないんです。その逆でどんなに手を抜いてようがどんなに適当にやってようが…俺はちゃんとやってますよ、でも最終的にみなさんに見えたところがいいものだったらいいっていう考えの人なんですよ。だから僕は頑張るし努力はするしそこに対する鍛錬もするけど、頑張るってことがあんまり好きじゃないんですね。だから僕はすごく考えながら生きてます。さっき若干選択を見誤ったんですけど、みなさんに座っていただいたほうがいいのか立っていただいたほうがいいのか、ちょっと考え足らずに気まずい時間が流れましたが…(笑)まぁこれからは座っていただこうと。僕はそうやって考えて、考えたうえでの計画の繰り返し。俺は考えて行動してるから、みなさん俺についてくれば間違いないってことです。俺行き当たりばったりであんまり行動しないので。俺には綿密なプランがあるし。5年前かなぁ、ハイハイに作間がはいったくらいのときに思い描いてたビジョンとはかなり一致してます。今のところ俺の計画通りです。僕は人より頭がいいし優れてるので…あ、今笑った人たち全員しばきますよ、嘘です(笑)…頭がいい自信があるので。みなさんを誰よりも楽しませる自信があるんですよ。だからこれからも。今だけじゃなくて未来も、みなさんを楽しませる保証がありますので。なのでみなさんこれからも俺たちが作るエンターテイメントを楽しんでください。

みなさん今日はどうもありがとうございました。また遊びにきてください。」

 

8/17 昼公演

「みなさん本日はありがとうございました。今から一人一人が生の言葉をお届けします。

今日もうね最終日ということで、Summer Paradise全25公演のうち今24公演目が終わろうとしているんですけど。

僕らはこの間アリーナ規模を経験させてもらったんですが、1回の公演で入ってもらえるのは1万人近く。今日の公演でいうと大体1回3000人弱くらい。それが25公演なので観ていただいてる数でいうと圧倒的にこっちの方が多い。もちろんアリーナクラスでできるってことはジャニーズJr.にとって光栄なことなんですけど。色んな人に観ていただけるのはこのホール規模なんだなって。

まぁあの、言われなくてもって感じだと思いますけど。そういうときには段々こう、何回も入っていただく方もいらっしゃるじゃないですか。俺はそれはそういうもんだと思っているというか、もちろん地方から出てきていただいたりとか海外から来ていただいたりするその1回で楽しんでもらうって言うのは言うまでもなく当たり前なので大前提として。俺はHiHi Jetsのライブは何度来ても楽しいライブにしたいと思ってて。僕は本とか映画とか何回も観ちゃうタイプなんですよ。みるたびにあっここがこう繋がってて〜ってなるのも面白い。なんかそれがエンターテイメントの面白さじゃないかなと思ってて、見れば見るほど含みが出る。

なまものですし、我々人なので毎公演何らかの変化は絶対あるんですよ。だってMC一言一句同じなんてことはないですしこの挨拶も毎公演変えてて、何回観ても楽しいライブを作り続けたい。それでどれも甲乙つけ難いってとこまで持っていきたい。同じ演目だけど全部がちょっと違うくらいのライブをずっとこれからも続けたい。それには順応できるスキルやお客さんとのコミュニケーションとかが必要。例えば今日は初めての人多いなとか肌感でわかるんですよ。平日の昼だからやっぱり遠くから出てくるのは難しいのかなとか、土日はやっぱり遠くから来てくれてる人多いなとか。僕らはそれを敏感に察知するし、あの人初めてかな〜手振ったらすげえ喜んでくれた〜!とかね。近いじゃないですか。最前の方なんか特にマイク通さなくても聞こえてるくらい。それくらいホールライブって機敏に皆さんの反応を理解できるし一番後ろも見えてるんですよ。むかし堂本光一さんがおっしゃってたけど、やっぱりアリーナになると肉眼で団扇の文字は厳しいです。人ですから。でもここなら見えるんです。皆さんとの距離が近い会場で全力を発揮できるように、今回のサマパラのテーマがそれでした。前回のアリーナを踏んで、外周もないしローラーでガーッと走れるわけでもない会場でどうやって魅せるかが今回俺たちに与えられたテーマだった。またこういう機会があるともないともわかんないけど、どんな会場・シチュエーションでも皆さんを楽しませることができるように日々考えて参ります。これからも僕たちの動向にご注目ください。」

 

8/17 夜公演 オーラス

「本日は俺たちの公演に来てくれてありがとうございました。

思い返せばトータル尺の問題で言うと、挨拶の時間が3分しか計算されていない…明らかな計算ミスです。少し長くなるので疲れた方は座っていただいて結構です。

あんまり僕は無闇に話そうと思ってる話ではないんですが、先日嵐の櫻井翔さんとお食事に行かせてもらう機会をいただいいて、一対一でお食事に行かせてもらったんですよ。まぁ僕の方から事務所の方に櫻井翔さんにお話伺いたいと思っててと伝えてコネクション取っていただいたんです。

なんで櫻井さんとお話したかったかというと、まずは僕すごくhip-hopが好きなんです。hip-hopとジャニーズって全然違うというか、ターゲットも聞いてくれる層も違うしプレイヤーのスタンスも違うから、俺はhip-hopが好きで愛してるけどそれをまんまジャニーズでやって上手くいくとは思ってないんですよ。ジャニーズはファンタジーな世界で、hip-hopやrockはものすごくリアルなものだと思ってるので。僕はそのhip-hopのパンチが個性として活かされるバランスがきっとあると思ってて、今この瞬間ずっと探ってる、自分の居場所、良い関係値を探しているときに、櫻井さんが多分正解だと思ったんです。ジャニーズにおけるヒップホッパーの一番綺麗な場所がそこだと思って。で、自分が書いた曲をすべて“良かったら聞いてください”って櫻井さんに送って。本恐縮ながら送らせていただいて。櫻井さんはそれをすべて聞いてくださって、俺はこの曲が好きと言ってくださったりとか。そこからもし良ければお食事にって言ったら、“実は前々から猪狩と喋ってみたかったんだ”って言ってくださってご飯に繋がったんですけど。

正直そうなれば嬉しいですけど、そこで櫻井さんに気に入られたいとかそこまでないんですよ。櫻井さんに僕の名前をいっぱい出してほしいとかないんですよ。僕が何を一番そこで得たかったかというと嵐っていう伝説のグループが俺らくらいのときに何をしていたかっていうのを根掘り葉掘り聞いたんですよ。櫻井さんはそんなこと聞かれたことないっておっしゃってたんですけど。正直成功した後の嵐さんの真似をしても何の意味もないんですよ。だって俺らは東京ドームでライブはできないから。だけど俺らくらいのときに何をしていたんだろう、そのときに何を考えてた、何を感じていたっていうのをものすごい失礼なんじゃないかってくらいお伺いしたんですよ。そしたら驚くことに今の俺の考えとほとんど一致していたんです。俺、優斗、瑞稀くん、はしもっちゃん、作間の5人で話していることがそのとき嵐さんが話してたってこととほとんど一致してたんです。勝った!と思って。もちろん櫻井さんのお話を聞いてそれもあるのか!っていう刺激もありつつ。俺らの試行錯誤した今のやり方、行き着いた考え、ファンの方たちとのコミュニケーションの取り方、やっていく音楽、事務所の方との関係、裏側の話も。俺たちの見据えてるビジョン、今やろうとしてること考えてることも間違いではないんだなと確信を持ったし、正直この段階でここに行き着けてることはやっぱ俺らすごいなって、間違っていないなって。それを支えてくれてるみなさんも今すごいものを目にしていると言ってもいいわけですよ。俺はすごくそれが食事に行かせていただいたときに嬉しくて。もちろん嵐さんとは時代も違うからまったく一緒になる必要はないし、俺らは別に嵐さんになりたいわけじゃないんだけど、一個のフォーマットとして、俺らのこの方向で突き抜けていけばもしかしたらとんでもないグループになるんじゃないかって、そういう思考回路を持ってるグループなんだって思うことができました。

今日でSummer Paradise2022、HiHi Jets公演は終了します。みなさん楽しんでいただけたでしょうか。僕のポリシーとして、どんな気持ちで来ていただいても、どんな楽しみ方をしていただいても結構です。ただ帰るときに楽しかったな、今日来て良かったなって思っていただけたら僕らのやった意味があるというか、そこが僕らのゴールだと思ってますので、そうやってみなさんが拍手して応えてくださるのが本当に嬉しいです。

本日はありがとうございました。また遊びに来てください。」